BASEで無料利用できるAppsをおすすめ順にランキング

無料でネットショップを開業できるサービスを展開しているBASE。当サイトでも過去数回にわたってBASEについての記事を公開している。※過去記事は以下を参照。

BASEが優れているのは無料ながら高機能であること。数々のAppsと呼ばれる機能を標準機能にドッキングしていくことで、ショップオーナーのやりたいことを実現できる。

それらAppsを無料で利用できるものに限定して、おすすめ順にご紹介していく。

 

1位 カテゴリ管理

BASEでショップをオープンしたら、まずはカテゴリ管理Appsを追加しておきたい。カテゴリ管理機能はネットショップの操作性を高めるために効果的だ。BASEには検索機能が付いていないため、カテゴリ管理を徹底していると目的の商品に辿り着きやすくなる。

商品数が10点にも満たないようなショップであれば必要ないかもしれないが、商品ジャンルが多ければ多いほどカテゴリ管理は重要になる。探しても探してもお目当ての商品が見つからないと、ユーザーの離脱率も高くなるからだ。

 

2位 送料詳細設定

ネット通販ならではの問題は、商品代金に加えて送料が発生すること。そして送料は郵便局のレターパックやクリックポストを利用しない限り、配送地域が遠くなればなるほど高くなる。

送料詳細設定機能を利用することで、各県ごとに細かい送料を設定することができる。そのため国内のどこから注文があっても送料を取りそびれる、またはお客様に余計な送料を負担いただくことがなくなる。

 

商品ごとに配送方法を変えられる

商品ごとにレターパックを利用するのか、ゆうパックを利用するのか、配送方法を切り替えたいこともあるだろう。そのような時はさらに複雑なシステム設計が必要になるが、ご安心いただきたい。当機能を利用することで、商品ごとに利用する配送方法を設定することができ、送料についても自動計算してくれる。

 

○○円以上送料無料の設定ができる

よく「1万円以上のお買い上げで送料無料」としているショップを見かけないだろうか。この機能も送料詳細設定Appsを追加することで実現可能だ。○○円以上送料無料とすることで、平均客単価を上げるための施策となる。

 

3位 Blog

ショップ内にブログ機能を付けられるAppsがBlog。

ネットショップも売上げを伸ばしていくには、メディア運用などでユーザーにとって有益なコンテンツを提供していくことが求められるようになってきた。Blog機能を付けることで、従来のプッシュ型マーケティングとは異なる、引き込み型マーケティングを実践できる。

 

BASE Mag.との連携

ショップ内にBlog機能をドッキングすることで、BASEが運営するBASE Mag.との連携が可能になる。ショップBlogにてショップスタッフが綴った商品に対する熱い想いがBASE Mag.に掲載されることで、より多くの人に商品やショップを知ってもらうきっかけが生まれる。

集客や売上にも貢献してくれるので、是非利用してほしい。BASE Mag.については「売れないと言われるBASEで売れるショップを作っていく方法論」でも触れているので参考にどうぞ。

 

4位 メールマガジン配信

メールマガジンの配信はリピート購入を促す施策として、ネットショップの創成期から利用されている手法。メルマガ機能は有料対応というサービスも多い中、無料で利用できるBASEのサービスに感謝だ。

LINEなどのチャットツールの普及とともに、メルマガの効果は年々薄れてきたとはいえ、まだまだお客様をリピートさせる施策として効果を発揮する。

効果を最大限出すためのメールマガジンテクニックについては「120%の効果を発揮するメールマガジン活用術」を参考にしてほしい。

 

5位 Google Analytics設定

Google Analyticsとは検索エンジンで大きなシェアを獲得しているGoogleが提供するアクセス解析ツール。Google Analyticsを導入することで、1日に何名のお客様が訪問したのかや、よく見られている商品ページについて、自然検索やリンクなどの流入経路といった情報を把握できる。

データ分析はビジネスにとって絶対に必要だ。PDCAサイクルにもあるように、チェックすることで新たな改善点を見つけて対策を施す。ネットショップの場合はお客様と顔を合わせることがないため、ショップの欠点や改善点はデータで見る数字から導きださなければならない。

Google Analyticsを利用したデータ分析については「GoogleアナリティクスでECサイトをデータ分析する基本の4点」を参考にしてほしい。

 

6位 クーポン発行

クーポン発行はお客様のコンバージョン率を高めたり、リピート購入に効果的な施策だ。特に何かのキャンペーンと絡めてクーポンコードをお知らせすると、より効果が高くなる。

クーポンの利用の仕方については「ネットショップの賑わい感を演出するキャンペーン企画9選」や「リピート購入を狙うための商品発送時に同梱したい7つのもの」にも記載しているので参考にしてほしい。

BASEで利用できるクーポンは固定額を割引くタイプと、支払額に対するパーセンテージで割引くタイプの両方を選択できる。そして有効期限や発行枚数についてもシステムで制御できるため、非常に使いやすい。

 

7位 商品撮影サービス

カメラマンによって商品を美しく撮影してくれるのが、商品撮影サービスApps。商品撮影まで無料でやってくれるのだから、BASEのサービスは本当に手厚い。※ただし送料についてはショップ負担

1回の依頼につき商品数は10点までと制限はあるが、商品数の少ないネットショップにとっては、撮影キットを用意するよりも依頼した方が経済的にも助かる。

ネットショップにとって商品写真を美しく撮影することは、商品の訴求力を上げる意味でも必要不可欠だ。商品撮影に慣れていないのなら、お手本から学ぶという意味でも利用してみよう。

 

8位 納品書ダウンロード

ショップスタッフの事務作業を軽減してくれる納品書ダウンロード機能。クリックひとつでPDF形式の納品書を発行してくれるので、BASEを立ち上げたらまずは導入しておきたいAppsの一つだ。

ショップ側で納品書を作成する手間を省くことができ、人的コストの軽減につながる。

 

9位 Googleプロモーションコード

ネットショップの集客の方法はいくつかあるが、その中でも即効性を期待するなら広告を利用してお客様を集めること。そして広告の中でも最も多くの事業者が利用しているのが、リスティング広告と呼ばれるクリック課金型広告だ。

二大検索エンジンのGoogleとYahoo!では、それぞれで異なるリスティング広告サービスを提供しているのだが、BASEのGoogleプロモーションコードAppsは、GoogleのリスティングサービスであるGoogleアドワーズで利用できる、7,500円分のプロモーションコードをサービスしてくれるもの。

つまり現金にして7,500円分の価値があるのだ。広告を利用して集客していくなら、絶対に利用したいAppsである。※ただし既にGoogleアドワーズを利用されているアカウントでの利用は不可。

リスティング広告の基本とコツについては「リスティング広告の基本と効果的な運用方法について」を参考にしてほしい。

 

10位 デジタルコンテンツ販売

まさに今の時代ならではの機能である、デジタルコンテンツ販売Apps。従来の形ある”物”を販売するだけのEコマースから、さらに物販の定義が広くなり、音楽データやイメージファイルを売買することも今や当たり前だ。

売る物がなければデータやスキルを商材として販売しよう」の記事でも説明しているが、デジタルコンテンツを販売できるということは、ミュージシャンが自分たちの音楽を有料配信することもできるし、デザイナーが自分の作成した素材ファイルを販売することも可能になる。

 

おわりに まだまだBASEの機能はいっぱい

BASEにて無料利用できるAppsをランキング形式で10位まで発表してきたが、今回ご紹介した以外にも、通貨やサイト内の項目が英語化対応される海外対応Appsや、1商品当たりの販売個数に制限をかけられる数量制限Appsなど、たくさんの魅力的な機能がある。

今回のランキングはあくまでApps選びの参考なので、それぞれのショップオーナーがネットショップでやりたいことによって、必要な機能を追加していってほしい。


【著者からの一言】

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鍵谷 隆 -KAGIYA TAKASHI-

当記事は2016年ごろ、私がECサイトのコンサル経営をしていた時期にまとめたノウハウ集だ。そのため外部サイトへのリンクが切れていたり、Googleや各種ASPなどの外部システムの仕様変更などで状況が変わっている可能性があることだけは了承してくれ!

ただ商いの本質は変わることはない。ネットショップ運営でお困りの経営者や担当者なら、当サイトの記事も必ず役に立つはずだ。全てのEC関係者に幸あれ。検討を祈る!